
青木祐奈さんって、自分で振り付けもできるの?
実は青木祐奈さん、自分で振り付けたプログラムを国際大会で披露した経験があります。
さらに、2025年にはヒップホップダンサーとの共同制作にも挑戦しました。



自分でも作れるのに、どうしてダンサーに依頼したのでしょうか?
そこには、青木さんの音楽表現へのこだわりがありました。


✅ この記事でわかること
- 青木祐奈さんが自分で振り付けた作品
- 「Young and Beautiful」の制作秘話
- プロのダンサーに依頼した理由
- 将来振付師を目指すきっかけ
青木祐奈は振り付けも自分でできる?
青木さんが自ら振り付けたのは、2023-24シーズンのショートプログラム(SP)です。
2023年のYoung and Beautifulは本人が振り付けた
作品は、ラナ・デル・レイの楽曲「Young and Beautiful」。映画「華麗なるギャツビー」の音楽としても知られています。
フジテレビの歴代プログラム一覧にも、振付師として青木さん本人の名前が記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シーズン | 2023-24 |
| 種目 | ショートプログラム |
| 曲名 | Young and Beautiful |
| アーティスト | ラナ・デル・レイ |
| 振付師 | 青木祐奈本人 |
| 主な披露大会 | 2023年NHK杯など |
2023年のNHK杯は、青木さんにとって初めてのグランプリシリーズ出場。自作プログラムを国際大会で披露できたことに喜びを感じ、挑戦してよかったと振り返っています。
なお、競技用プログラムの自作は初めてでしたが、それ以前に振り付けの経験が一切なかったという意味ではありません。
2026年フランス大会の振付師は誰?
一方、2026-27シーズンはプロの振付師による作品に取り組んでいます。
| 種目 | プログラム | 振付師 |
|---|---|---|
| SP | Can’t Take My Eyes Off You | ケイトリン・ウィーバー |
| FS | シルク・ドゥ・ソレイユ | シェイ=リーン・ボーン |
10月のフランス大会ではSPで76.31点を記録して首位発進。フリーではジャンプのミスもあり、合計200.62点の4位となりました。
こちらは、2026年四大陸選手権で優勝した際のフリー演技です。
※2026年四大陸選手権の映像です。フランス大会や2023年の自作プログラムではありません。
青木祐奈が自作プログラムに挑戦した理由と制作秘話
初めて競技用プログラムを自作した2023年には、青木さんにとって大きな転機がありました。
大学4年生で自作に挑戦した理由
当時、青木さんは日本大学の4年生。卒業を控え、現役引退も考えていた時期でした。
2024年4月のJBpressのインタビューでは、以前から振り付けに興味があり、最後のシーズンになるかもしれないと思って先生の許可を得たことを明かしています。
幼いころから音楽に合わせて踊る練習をしていた青木さんにとって、自作は以前から興味のあったことへの挑戦でした。
現役最後になるかもしれないからこそ、自分で振り付けをしてみたい。
そんな思いが「Young and Beautiful」の制作につながったのです。
Young and Beautifulを選んだ理由とは?
青木さんが選んだのは、大きな盛り上がりが少なく、落ち着いた曲調が続く楽曲でした。



どうしてあえて、表現が難しそうな曲を選んだの?
2023年11月の4years.のインタビューでは、これまでとは違う曲調を自分でどう表現できるか、挑戦したかったと説明しています。
音楽の変化が少ないと、同じような動きが続き、演技が単調に見える可能性があります。
そこで、動きやステップに変化をつけ、自分の表現でどう魅力的に見せるかを考えたそうです。
なお、映画「華麗なるギャツビー」の物語や歌詞の意味が選曲の決め手だったかどうかは、確認できません。
動画で確認しながら工夫した振り付けの制作過程
制作中は、電車で移動しているときも繰り返し曲を聴き、振り付けのイメージを膨らませていたそうです。
考えた動きは動画で確認し、納得できなければ作り直す。そんな試行錯誤を重ねていました。


特に意識した工夫は、次の4つです。
- 似た動きが続かないようにする
- リンク全体を使う滑走コースを考える
- ステップシークエンスのレベルも意識する
- 動画で動きを確認し、修正する
フィギュアスケートでは、音楽に合わせた美しい動きだけでなく、競技で評価される技術的な要件も考える必要があります。
青木さんは、音楽表現と競技としての完成度を両立させようとしていたのです。



振り付けには、表現力だけでなく競技への理解も必要なんですね。
完成した作品は2023年8月のげんさんサマーカップで披露され、その後、11月のNHK杯でも使用されました。
なお、先生の許可を得て制作したことは明らかですが、細部の修正まで一人で行ったかどうかは確認できません。
青木祐奈はなぜプロのダンサーにも振り付けを依頼した?
2023年に自作を経験した青木さんは、2025年にはヒップホップダンサーとの共同制作にも挑戦しました。
2025年のアイスショーでヒップホップに挑戦
2025年のアイスショーで披露したのは、ビートの効いた重厚な楽曲「like you’re god」を使ったソロプログラムです。
3月の「滑走屋」広島公演や、その後の「ファンタジー・オン・アイス」でも披露されました。
2025年7月のスポーツナビのインタビューによると、青木さんは当初、自分で振り付けることも考えていたそうです。
しかし、曲の特徴を踏まえ、ヒップホップダンサーに依頼した方がかっこいい作品になるのではないかと判断しました。
自分で作れないからではなく、音楽に合う表現を取り入れるための選択だったのです。
2025年のアイスショーに関連するX投稿はこちらです。
出典:X・Quadruple Axel編集部
陸上のダンスを氷上に取り入れた工夫



陸上で作った振り付けを、そのまま氷の上で踊ったのかな?
実際には、青木さん自身も氷上での表現を考える役割を担っていました。
ダンサーには、曲のどの部分をどう踊りたいか希望を伝え、陸上で振り付けを制作してもらったそうです。
その動きを氷上に取り入れ、実際に滑るコースは青木さん自身が考えました。
陸上と氷上では身体の動かし方が異なるため、ダンサーの振り付けをそのまま再現できるとは限りません。
青木さんはダンスの魅力を残しながら、スケートの演技として成立するように工夫していたのです。
本人も、この共同制作から多くのアイデアを得られ、勉強になったと振り返っています。
2023年の自作プログラムとの違いは?
2つの作品の違いを整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 2023年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 作品 | Young and Beautiful | like you’re god |
| 披露した場 | 競技会 | アイスショー |
| 制作方法 | 本人が振り付け | ダンサーと協力 |
| 主な工夫 | 競技の要件を意識 | 陸上の動きを氷上へ応用 |
自分で作品を作る経験と、異なるジャンルの専門家から学ぶ経験。青木さんは、その両方に取り組んできました。
青木祐奈が将来振付師を目指す理由とは?
青木さんが振付師を目指す背景には、幼いころからの指導や競技経験があります。
幼少期から音楽に合わせて踊っていた経験
青木さんは幼いころから、都築章一郎コーチの指導を受けていました。
2025年7月のスポーツナビのインタビューでは、その指導が振付師を目指すきっかけになったと語っています。
都築コーチのもとでは、音楽に合わせて身体を動かし、その流れの中でジャンプを跳ぶことも大切にしていました。
また、ジュニア時代にけがでジャンプが思うようにできなかった際には、表現を意識して練習するようになったそうです。
シニアになってからも音楽表現への関心は深まり、演技に感動する自分自身の気持ちを感じながら、表現を磨いてきました。


振り付けへの関心は、幼少期の指導から長年の競技経験を通じて育まれてきたものといえそうです。
現役続行にもつながる振付師への夢
青木さんは2023年の4years.のインタビューで、将来は海外でも活躍できる振付師になりたいと語っています。
2025年には、振り付けの引き出しを増やしたいという思いも明かしていました。
長年作品を作ってきたミーシャ・ジーに加え、新しい振付師からも異なる音楽の捉え方や表現を学ぼうとしていたのです。



選手としてさまざまな作品を経験することも、将来の夢につながっているんですね。
ただし、現役を続ける理由は振付師になるためだけではありません。競技での目標やアイスショーへの思いもあります。
2026年には四大陸選手権で優勝。今も選手として挑戦を続ける青木さんが、将来どのような作品を生み出すのか注目したいところです。
まとめ
青木祐奈さんは、2023-24シーズンのSP「Young and Beautiful」を自ら振り付けた経験があります。
- 2023年:大学4年生で競技用SPの自作に挑戦
- 制作秘話:曲を聴き込み、動画で確認しながら修正
- 2025年:ヒップホップダンサーとの共同制作を経験
- 将来の夢:海外でも活躍できる振付師を目指している
自分で作ることにも、ほかの専門家から学ぶことにも積極的な青木さん。今後の競技での活躍と、振付師としての未来が楽しみですね。









