
槙野監督が審判の判定に抗議したってニュースを見たけど、何があったの?
2026年10月24日の藤枝MYFC対徳島ヴォルティス戦で、ハンドをめぐる判定が問題となりました。
主審を務めたのは、俵元希(たわら・げんき)氏です。
その後、JFA側はハンドと判断すべきだったとの見解を示しましたが、抗議した槙野智章監督にも処分が下されています。



判定に問題があったのに、どうして監督も処分されたの?
この記事では、俵主審の経歴や問題のプレー、処分の理由、そしてVAR導入の課題まで整理します。
槙野智章が言及した審判は誰?俵元希主審だった
徳島戦で主審を務めたのは俵元希氏です。Jリーグの公式試合記録でも確認できます。
藤枝MYFC対徳島ヴォルティス戦の主審は俵元希氏
試合は2026/27明治安田J2リーグ第13節として開催され、藤枝が0対1で敗れました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試合日 | 2026年10月24日 |
| 対戦 | 藤枝MYFC対徳島 |
| 結果 | 藤枝0-1徳島 |
| 会場 | 藤枝総合運動公園サッカー場 |
| 主審 | 俵元希氏 |
出典:Jリーグ公式試合記録
問題となったのは後半のハンド判定です。槙野監督は試合中に異議を示し、試合後にも厳しい発言をしました。
俵元希主審のプロフィールと審判経歴
俵氏は、Jリーグで主審を務めるサッカー1級審判員です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 俵元希(たわら・げんき) |
| 生年月日 | 1987年10月1日 |
| 出生地 | 富山県 |
| 資格 | サッカー1級審判員 |
| 1級登録 | 2012年11月 |
| 育成歴 | JFAレフェリーカレッジ第8期 |
2011年にJFAレフェリーカレッジへ入学し、その後、J2・J3などで審判経験を積んできました。2026年のJリーグ担当審判員一覧では、VAR・AVARの担当者としても掲載されています。
ただし、今回の一つの判定だけで、審判としての能力全体を評価することはできません。
では、実際にどのようなプレーが問題となったのでしょうか。
槙野智章監督が判定に言及した経緯とは?
今回の問題には、ハンド判定の誤りと槙野監督の発言に対する処分という二つの側面があります。
徳島戦で問題となったハンドの場面



どんなプレーがハンドと判定されなかったの?
問題が起きたのは、10月24日の試合の後半23分ごろです。
藤枝の川本梨誉選手が徳島のペナルティーエリア内で浮き球を蹴った際、ボールが徳島の田中隼人選手の左腕に当たりました。
しかし、主審はハンドの反則を取らず、藤枝にPKは与えられませんでした。
槙野監督はこの判定に異議を示してイエローカードを受け、試合後のインタビューでも審判団を厳しく批判しました。



PKが与えられていれば同点のチャンスでしたが、必ず得点できたとは限りません。勝敗を直接決めたとは断定できないですね。
JFA審判委員長が示した判定への見解
10月29日、JFAの扇谷健司審判委員長は、当該プレーについてハンドと判断すべきだったとの見解を示しました。
つまり、JFA側も今回の判定が適切ではなかったと認めたことになります。
ただし、これは当該プレーに対する判断であり、審判個人の能力全体を否定するものではありません。
槙野監督が2試合のベンチ入り停止となった理由



判定が間違っていたのに、どうして槙野監督が処分されたの?
Jリーグが問題視したのは、試合後のインタビューでの発言です。
Jリーグ規律委員会は、その発言が懲罰基準の「審判員の判定に対する悪質な抗議」に該当すると判断しました。
さらに、槙野監督は試合中にも異議による警告を受けていました。それにもかかわらず、公開の場で審判批判を繰り返したことが処分を重くする理由となっています。
槙野監督への処分
- 2試合のベンチ入り停止
- 罰金10万円
- 対象:10月31日の秋田戦、11月3日の磐田戦



判定に問題があったことと、監督の発言が適切だったかどうかは、別々に判断されているんですね。
判定の正確性を求めることと、審判への敬意を保つこと。その両方が大切だと考えられます。
藤枝MYFCの声明とJ2・J3へのVAR導入の課題
今回の問題を受け、藤枝MYFCはクラブとしての考えを発表しました。
11月1日の声明で示されたクラブの考え



藤枝MYFCは、今回の問題をどう受け止めているの?
2026年11月1日、藤枝MYFCは審判員への敬意を示しながら、判定精度や競技環境の改善に向けた議論の必要性を訴えました。
クラブは正式な手順で関係者と意見交換を行い、JFA審判委員長がハンドだったとの認識を示したことも確認しています。
また、今回の問題を一度きりで終わらせず、より良い競技環境につなげていくことが重要だと表明しました。
同時に、審判員や関係者への誹謗中傷、過度な批判を控えるよう呼びかけています。
審判の判断を支えるVARのメリットと限界
今回のような判定を考えるうえで注目したいのが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)です。
VARは映像を使って主審の判断を補助する仕組みで、得点やPKなど重要な場面を確認します。



VARがあれば、今回のような判定ミスも防げるのかな?
映像を別の角度から確認できるため、判定ミスを減らす効果が期待できます。
ただし、介入できる場面は限られ、映像を見ても判断が分かれる場合があります。最終的に判定するのは主審です。



VARは万能ではありませんが、審判の判断を支える仕組みとして大切だと思います。
J2・J3へのVAR導入に向けた課題とは?
VAR導入には、費用や人員確保などの課題があります。
10月29日のメディアブリーフィングでは、J2への導入に年間最低6億〜7億円程度が必要になるとの見通しが示されました。
主な課題は次のとおりです。
- 映像設備や運用費用の確保
- VAR資格を持つ審判員の増員
- 各スタジアムの設備整備
- J2・J3を含めた審判員配置への影響
なお、6億〜7億円はJ2への導入に関する見込みであり、J3にも同額が必要と確認されたわけではありません。



導入は簡単ではありませんが、審判個人に負担を集中させないためにも、J2・J3での映像支援を前向きに検討してほしいですね。
選手、クラブ、審判、ファンが納得できる試合環境の整備につながることを期待したいところです。
まとめ
今回の徳島戦で主審を務めたのは、俵元希氏でした。
- 問題のハンド判定について、JFA側は誤りだったとの見解を示した
- 槙野監督は試合後の発言により、2試合のベンチ入り停止と罰金10万円の処分を受けた
- 藤枝MYFCは審判への敬意と判定精度の向上に向けた議論の必要性を示した
判定ミスがあった場合でも、審判個人を責めるだけでなく、正しい判断を支える仕組みについて考えることが大切ではないでしょうか。



今回の出来事が、J2・J3のレフェリング環境をより良くするきっかけになってほしいですね。









